大学の片隅で事務職員がさけぶ

小さな大学の事務職員がいろんなことをさけびます

内部規則等の総点検・見直しは終わらない

学校教育法改正に伴ういろいろな対応も何とか終わってほっとしていたら、やってきたのが文部科学省からの調査である。

予告されていたものであったが、面倒な調査だったら、いやだなぁ、と思っていたけれど、実際に見てみたらあまり問題なさそうなものだった。少なくとも、きちんと対応していたら、胸を張って答えられる内容であった。

ああ、よかった、と思って監事用のものを見たら……大変そう。

 

あ、内容は公開されていないみたいだから、あまり書いてはいけないのかな。

 

一方で、とある団体がおもしろい解釈をしている。

http://www.jfpu.org/no%20governance%20reform/20141020NS_kaiseigakkyoho_torikumi.pdf

学校教育法改正に反対していた団体のはずだが、今回の文書ではむしろ改正された学校教育法を守れ、といった主張になっている。

そして、一部首肯しかねる部分もあるが、政府の答弁なども踏まえながら、基本的にはまっとうな解釈をしているのである。法律の解釈の仕方についての参考になるのではないだろうか。

 

簡単に言うと、私立大学においては運用次第なんですよね。

うちの大学でも教授会の審議事項などで多少はざわつきましたが、明文化して規定しないといけないものもあるけれど、運用自体はこれまでどおりなので、と何度も説明して納得してもらいました。教授会活動が活発ではないうちのような小さな大学ですら「どうなるの?」となったくらいですから、教授会が強い大学はほんとうに大変だと思う。

 

とりあえずは、動かしながら様子を見ていくしかない。今のところは何も問題はないようだし、どこからも不満は出ていないので、きっと本当に昨年度までと変わらない状態で動いているのだろう。

 

でも、それでほんとにいいのかな。