大学の片隅で事務職員がさけぶ

小さな大学の事務職員がいろんなことをさけびます

大学経営

どんな人を採用したいの?

今年度の大学職員の採用もだいたい落ち着いたのだろうか。大学職員への道を見ると、まだいろいろな大学が公募をしているところも多いみたい。 私も大学職員への道を参考にして中途で入職した人間である。私の時もわりと人気で若干名の採用に数十倍の応募があ…

厳格化なんて関係ないと思っていたけれど

文部科学省が都市部の定員超過率の高い大学を標的として、「平均入学定員超過率」に係る要件を厳格化策を打ち出してきた。 大学、大学院、短期大学及び高等専門学校の設置等に係る認可の基準の一部を改正する告示の施行について(通知):文部科学省 平成28…

学費無料の原資は

どの大学も夏休みですが、オープンキャンパスの時期でもあり、集客に一喜一憂しているのでしょうか。うちは、担当者が真っ青です……。 そういえば、大学院の博士課程で学費を無料する大学が現れた、という記事がありました。 博士課程の学費、全員「タダ」 東…

知らないのはうちだけなのか

ブログを定期的に更新するのはなかなか難しい。気が付くと時間が経っている。時の流れは思ったより速いのですね。 さて、最近伝え聞いた話である。 中央教育審議会の大学分科会で発表された資料のこと。 大学分科会(第123回) 配付資料:文部科学省 この中…

大学案内の目的は

ほぼすべての大学で「大学案内」の冊子を作っているだろう。東洋大学は今年からWebのみにしたようだが、印刷物とweb版の双方を作っているところが多くなっているような気がする。 その中で、近畿大学がファッション誌のような案内を作ったとニュースになった…

SDってなに?

この業界に入って、いろいろな専門用語を理解するのに苦労したんですが、言葉というよりも意味がわからなかったのが「SD」。Stuff Developmentの略称ですね。それはすぐに理解したんですが、これって、研修のことですよね。それをなんで、SDとわざわざ読んで…

名前の意味は

時期的に、どの大学もほぼ入学者数が確定していることでしょう。新入生の受け入れ準備のためにも入学者数は早く確定してほしいのだが、ぎりぎりまで辞退者がでるため、なかなか難しい。定員割れするかどうかというドキドキ感もあるし、どこまで定員が割れて…

社会人の学び直しの意味は

大学は次々と開設される一方、その顧客である18歳人口は減少傾向にある。 そんなことは何十年も前から予測されていたことである。それに対して、社会人を大学が受け入れる体制を整えることで、生涯学習のサイクルをつくる。それによって、大学は生き残って…

右往左往してるのはなぜ

そろそろどの大学も入試が佳境に来ているころでしょう。 志願者数や実際の受験者数、合格者数、入学手続き者数、辞退数……日々更新される数字にため息をつく人も多いでしょう。私もその数字を毎日見ながら「ああ、この学科は定員割れかな」とか「この学科、な…

いつもより早い説明会

先週、いつものメルパルクホールで開催された大学設置等に関する事務担当者の説明会に参加してきた。今のところ何も予定はないけれど、毎年うちからは誰かが参加していて、ここ数年はずっと私。いつもは3月の初めで仕事も落ち着いたときなので散歩気分で参…

IRという言葉は

うちの職場ではほとんど話題にもなっていないけれど、業界的には話題になっているIRですが、働いている業界によって意味が違う。 一番世間に浸透しているIRは、「Investor Relations」のことである。「企業が株主や投資家に対し、投資判断に必要な情報を適時…

都内への移転を考える

最近、東京23区内と郊外に複数のキャンパスをもつ大学が、都内に集約する動きが続いている。もちろんそれは、交通に便利な東京23区内のキャンパスに集約することで、受験者数を増やすことが大きな目的である。実際集約した大学のほとんどは、受験者数を増や…