私も学生時代、日本学生支援機構の奨学金を借りた。有利子だったらたぶん借りなかったかもしれないが、運よく無利子の枠を得ることができた。それで学費の足しにして、教科書代や交通費などは自分でバイトしたお金を使った。きっと奨学金がなかったら、大学…
入試も結果も少しずつ明らかになっていますが、あんまり順調とはいえないですね。受験者数もそうだし、歩留まり率もそうだし、入試部署の部屋にお札を貼ろうということをいってる教員もいますが、どこの神社がよいのでしょうか。 さて、そんな喧騒を少し離れ…
明けましておめでとうございます。なかなかブログを更新することができません。忘れているわけではないのですが、公私ともにいろいろと忙しく、文章を書く気力がなかなか出ないんです。仕事で十分書いてますから。 さて、大学職員のHOTワードの一つに「専門…
今年度の大学職員の採用もだいたい落ち着いたのだろうか。大学職員への道を見ると、まだいろいろな大学が公募をしているところも多いみたい。 私も大学職員への道を参考にして中途で入職した人間である。私の時もわりと人気で若干名の採用に数十倍の応募があ…
文部科学省が都市部の定員超過率の高い大学を標的として、「平均入学定員超過率」に係る要件を厳格化策を打ち出してきた。 大学、大学院、短期大学及び高等専門学校の設置等に係る認可の基準の一部を改正する告示の施行について(通知):文部科学省 平成28…
この夏、あちこちで大学職員の集まりがあったみたい。みなさん勉強好きなんですね。うちの職場でも参加している人がいるみたいだが、役に立っているのかなぁ。 そんな私は家族サービスと読書で夏休みは使い切りました。 おかげでシルバーウィークはお金がな…
どの大学も夏休みですが、オープンキャンパスの時期でもあり、集客に一喜一憂しているのでしょうか。うちは、担当者が真っ青です……。 そういえば、大学院の博士課程で学費を無料する大学が現れた、という記事がありました。 博士課程の学費、全員「タダ」 東…
学生も先生も夏休み突入だが、職員はそんなに休めない。いや、学校に寄って違うみたい。うちは、部署によって違う。私は、休む方かもしれない。 さて、明治大学が時間割を変更するという話題が入ってきた。 2017年度からの本学授業時間割の変更について(お…
ブログを定期的に更新するのはなかなか難しい。気が付くと時間が経っている。時の流れは思ったより速いのですね。 さて、最近伝え聞いた話である。 中央教育審議会の大学分科会で発表された資料のこと。 大学分科会(第123回) 配付資料:文部科学省 この中…
一部で話題となったNHKのEテレ『人生デザインU-29「大学職員」』ですが、もちろんリアルタイムで見ることはできず、録画したものを観た。 NHK for School:NHK | 番組紹介 | 人生デザインU-29「大学職員」 (6/22ほか) この番組は、“自らの人生をデザインし…
ほぼすべての大学で「大学案内」の冊子を作っているだろう。東洋大学は今年からWebのみにしたようだが、印刷物とweb版の双方を作っているところが多くなっているような気がする。 その中で、近畿大学がファッション誌のような案内を作ったとニュースになった…
この業界に入って、いろいろな専門用語を理解するのに苦労したんですが、言葉というよりも意味がわからなかったのが「SD」。Stuff Developmentの略称ですね。それはすぐに理解したんですが、これって、研修のことですよね。それをなんで、SDとわざわざ読んで…
学校教育法改正に伴ういろいろな対応も何とか終わってほっとしていたら、やってきたのが文部科学省からの調査である。 予告されていたものであったが、面倒な調査だったら、いやだなぁ、と思っていたけれど、実際に見てみたらあまり問題なさそうなものだった…
大学によっては授業回数確保のために、祝日でも通常通りの授業を実施するところもある。今日は土曜日なので、授業を開講しているところも多い。 うちも今日は授業だけれど、私は休みをもらったので5連休だ。やったー。 でも、民間企業によっては4月の29…
大学職員になって避けることができないのは、教員との付き合いである。 大学組織は複雑で、大学という中に教員の組織と事務組織の2つが存在し、つながっているようでつながっていないあいまいな距離感がある。大学によっては、一体化しているところもあるし…
大学も入学式シーズンである。昨今は授業時間の確保のために早め早めのスタートとなっていることから、どの大学でもかなり早い時期に入学式を行うようになった。大学によっては入学式の前から新入生ガイダンスを行うところもある。 さて、こんなニュースがあ…
時期的に、どの大学もほぼ入学者数が確定していることでしょう。新入生の受け入れ準備のためにも入学者数は早く確定してほしいのだが、ぎりぎりまで辞退者がでるため、なかなか難しい。定員割れするかどうかというドキドキ感もあるし、どこまで定員が割れて…
山口県下関市の市長が、下関市立大大学院の経済学研究科に提出した修士学位取得に向けた論文が不合格になったというニュースがあった。 それを聞いたとき、設置者である市長の政策が気に入らないから教授会は不合格にしたのか、と最初は思ったが、いくつかの…
いろいろと試行錯誤で書いているんですけど、見ていただいているみなさんの反応を見ていると何を書けばいいのかなと、悩んでしまう。 目的は、職場ではいえないことをここで「さけぶ」つもりなんだけれど、それがうまくいっているのかが疑問。PDCA的な見方で…
大学は次々と開設される一方、その顧客である18歳人口は減少傾向にある。 そんなことは何十年も前から予測されていたことである。それに対して、社会人を大学が受け入れる体制を整えることで、生涯学習のサイクルをつくる。それによって、大学は生き残って…
最近の業界のホットwordの中に「ダブルディグリー」「ジョインドディグリー」というものがある。制度的にも今度は大学設置基準の改正で「国際連携学科」というものが作れるようになる。 どれも、外国の大学と共同の学位を取得することができるというもの…
そろそろどの大学も入試が佳境に来ているころでしょう。 志願者数や実際の受験者数、合格者数、入学手続き者数、辞退数……日々更新される数字にため息をつく人も多いでしょう。私もその数字を毎日見ながら「ああ、この学科は定員割れかな」とか「この学科、な…
文部科学省の学校基本調査(速報値)によると、2014年度の高校卒業者の大学・短大進学率は53.9%、大学だけでいうと48.1%だった。専門学校への進学率が17.0%だとすると、進学者は70.9%。国際的にみると、これでも先進国と比べると低い。 第43回 減少する大学進…
先週、「地(知)の拠点大学による地方創生推進事業」と「大学教育再生加速プログラム」の説明会に参加してきた。 「無理ですよね」という感じだったけれど、とりあえず誰かが行ってくれば、という感じになり、そうなるとうちでは私が行くのが当たり前、とい…
先週、とある人気刑事ドラマで起きた事件は、大学経営を背景にしたものだった。 公園でA大学の教授の死体が発見された。刑事が教授の研究室を訪れると助教から教授が「図書館で大発見をした」と言っていたと聞く。そんな中、刑事は大学の一角で女子大生が大…
先週、いつものメルパルクホールで開催された大学設置等に関する事務担当者の説明会に参加してきた。今のところ何も予定はないけれど、毎年うちからは誰かが参加していて、ここ数年はずっと私。いつもは3月の初めで仕事も落ち着いたときなので散歩気分で参…
うちの職場ではほとんど話題にもなっていないけれど、業界的には話題になっているIRですが、働いている業界によって意味が違う。 一番世間に浸透しているIRは、「Investor Relations」のことである。「企業が株主や投資家に対し、投資判断に必要な情報を適時…
大学職員の休みは長いといわれている。 教員は学生と同じ時期が休みになるので「長いなぁ」と思わないでもないが、ほとんどを研究にあてているはずなので、実際の休みは……教員によって違うか。 職員の場合はどうだろう。うちの場合は夏はお盆の一週間で、冬…
最近、東京23区内と郊外に複数のキャンパスをもつ大学が、都内に集約する動きが続いている。もちろんそれは、交通に便利な東京23区内のキャンパスに集約することで、受験者数を増やすことが大きな目的である。実際集約した大学のほとんどは、受験者数を増や…
文部科学省から内部規則等の総点検・見直し状況に関する進捗状況調査票が届いた。 ほんとうは違う部署に届いたんだけれど、廻り回って、気が付くと私の目の前に。 なんで私のところに、という問いに上司は 「君が全学の担当者だから」 えー、そんなの聞いて…